店長ヒストリー

野中精肉店 店長ヒストリー

店長の子供の頃

生まれたときからお肉屋さん

当店は、先代から続く精肉店で、私がまだ母のお腹にいるときに開業し、創業58年目を迎えます。
幼いころから食卓には和牛が並び、人生を通して和牛の美味しさを体感してきました。

音楽に目覚める

小学4年生のころ、父が突然、中古車を買ってきました。
車のオーディオから流れていたのは、フランシス・レイ。当時、大流行していた「およげたいやきくん」を周りの友達が聞いている中、私は一人フランスの香り漂うシャンソン風な楽曲に包まれていました。
フランシスの音楽に影響を受けた私は、肉屋から音楽家に夢を傾けていきました。

旧野中精肉店店舗
若かりし頃の先代

美味しいお肉を届けたい

本格的に音楽の道へ進もうと上京を決めていた矢先。上京する前日に母が倒れ、上京を断念し、家業を継ぐことになりました。
上京する道は絶たれましたが、幼いころに抱いていた「美味しいお肉を届けたい」という想いを胸に、決意を新たにして、実家を継ぎ今に至ります。
実は音楽の道を完全に諦めたわけではなく、今でも音楽を続けており、バンドでドラムを担当しています。

苦境時代を乗り越えた

20年ほど前、狂牛病や牛肉詐称事件が起こり、食肉業界が苦境に立たされた時代がありました。
「牛肉なんか食べられない」という声も挙がる中で、それでも「野中さんのお肉は美味しい」と言って来店して下さるお客様がたくさんいらっしゃいました。
そのときに改めて、「確かな品質のものを売っていかなければ」と再認識しました。
食は生きるための基本です。その基本に携わらせて頂いているという覚悟を持って、これからも営業していきます。

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